観音ヨガ

~内なる観音を明らかに グラウディングしてスピリチュアルに生きるために〜

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「いいことがありますように」

IMG_459120130130.jpg
仕事帰りの電車の中、
本を読んでた私の目に、小さな黄色いお花が飛び込んできた。

”あっ、ロウバイだ”

隣に座っているご年配の女性が持つ袋から、蝋梅の花が顔を
出してたんだ。

”かわいい花だなぁ”

なんとなく目が離せなくて、しばらく見つめてから本に目を戻した。

そしたら今度は、甘ーい香りが鼻をくすぐってきた。

その匂いを嗅いだら、今度こそ気持ちが離せなくなって、
お隣の女性に「いい香りですねぇ」と声をかけてしまったの。

そしたらその方「蝋梅っていうのよ」と優しく受けてくれて、
「実家にある大きな樹から、時々、枝を持って帰るのよ」と
話してくれた。

それから「蝋梅って挿し木が難しいのよ。でもね、実をとってきて
庭に蒔いたら、2,3年ですぐに大木になってたくさん花を咲かすの、
とてもカンタンなのよ」と。

そして「これ、小さいけど持ってく?」と、いとも簡単に、
私にくれようとするの。

「えー、いいんですか?」という私に、

「いいのいいの、お花はね、好きな人のところに行くのがいいの」

って。

私、これは遠慮するところじゃない、と思ったから、
喜んでいただきました。

この方、本当にお花が大好きなのね。

聞けば、自宅のお庭には、たくさんお花を植えているそう。
通りがかりの人がお花に目を止めると、どんどんあげちゃうんだって。

「お花を分かち合うなんて、素敵なことですね」って言ったら、
嬉しそうに笑ってた。

「私ね、沈丁花とか金木犀とか、この蝋梅みたいに香りのいいお花が
 大好きなの。歩いてるときに香ってくると季節を感じるでしょ?」

「そして家に飾ってても、ふわーっと優しい気持ちになるから」って。

「それでね、散歩しながら、いろんなお宅の花を見てると、
 可愛くて欲しくなるわけ、でも、ピンポンして、下さいって言うわけ
 にもいかないから、我慢するけどねぇ」

って、本当に少女のような笑顔で話してくれるの。

ステキだなぁ、って思った。
なんかね、とてもピュアだった。

たぶん、お年は、70歳くらいかな。
毛糸の帽子と赤いマフラーがとても似合ってて、
なんといっても、その笑顔がキュートだった。

そして、彼女が下りる駅になって、私はもう一度お礼を言った。
立ち上がった彼女は、ドアから降りるとき、
振り返って、こう言ってくれた。

「いいことがありますように」って。

あの可愛い笑顔で言ってくれた。

「いいことがありますように」

「いいことがありますように」


あー、もう、今この瞬間、
すっごくいいことが起きてるよ。

そんな気分。

私は、その方がホームを歩いていく後姿を、
見えなくなるまで見守った。


そしてひとりになって、手には蝋梅の花。

周りの人たちは、何事もなかったかのように、
少し仏頂面で電車に揺られてる。

私はひとりニコニコ、花の香りを楽しんですごく幸せな気分。

幸せって、本当にポロっと転がってるものだな、と。
気づいて拾い上げたいな、と思う。

そして、彼女の在り方。

好きなものこそ、手離せる心。
好きなものこそ、その喜びを分かち合おうとする心。

3本あった枝の、2本を私にあげれる心。

見習いたい。

私は、隣に座った人に話しかけられて、
花を2本分かち合える人になりたいな、って、思った。


いま、私の部屋は、蝋梅の香りが漂ってる。


あの方の実家がある駅を聞いた。
お宅は駅の近くだという。

蝋梅の大木がある家を探したら、見つかるだろうか?
いつか、散歩してみたいな、なんて思ったりして・・・。

「いいことがありますように」

Om Shanti.

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